| 
  
  
  
   | 
   | 
   | 
  ★第6回 | 
   | 
   | 
   | 
   | 
   | 
   | 
   | 
   
  
   | 
   | 
 
 
   | 
  「青春は冒険の季節」 | 
   | 
 
 
   | 
   写真家の稲葉勇作が、栗山家の二女・夏代にほれこんでしまい、週刊誌のモデルにどうしても使いたい | 
   | 
 
 
   | 
  といいだした。栗山家の姉妹たちとは犬猿の仲の十一だが、師匠のためならと、やむなく夏代に頭を下げ | 
   | 
 
 
   | 
  た。その熱意にはさすがの夏代も負け、しぶしぶ承知した。勇作は大喜び。まるで好きな山の写真を撮る | 
   | 
 
 
   | 
  ときのように夏代の撮影に熱中。十一はあきれはててしまう。そんなとき、週刊誌の編集長・神谷が思いが | 
   | 
 
 
   | 
  けない話をもってきた。いままで表紙の写真は毎週勇作が担当していたのだが、今度からは一週おきにし | 
   | 
 
 
   | 
  たいというのである。もう一人新進カメラマンを加えて、若がえりを考えているらしい。勇作には他に収入 | 
  
  
   | 
 
 
   | 
  の道とてないのにこれ以上ギャラが減ったら大変。二人の生活は苦しくなるばかりなのだ。そこで、十一 | 
 
 
   | 
  と勇作は、神谷の前で一芝居うつことにした。 | 
   | 
 
 
   | 
 
 
   | 
 
 
   | 
 
 
   | 
 
 
   | 
   
  
   | 
   | 
 
 
   | 
 
 
 
   | 
   | 
   | 
   | 
   | 
   | 
   | 
   | 
   | 
   | 
   | 
   | 
   |